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ソクラテスの弁明  プラトン
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私はこの人間よりは知恵がある。それは、たぶん私たちのどちらも立派で善いことを何一つ知ってはいないのだが、この人は知らないのに知っていると思っているのに対して、私のほうは、知らないので、ちょうどそのとおり、知らないと思っているのだから。どうやら、なにかそのほんの小さな点で、私はこの人よりも知恵があるようだ。つまり、私は、知らないことを、知らないと思っているという点で(p31)


高校生の時、岩波文庫で挫折した作品。

今回、読みやすくてびっくり。

それは、私の読解力の進歩ではなく、訳の素晴らしさだと思います。

昔「無知の知」を「知らないことを知っている」と習いましたが、「知らないと思っている」が正しいのだそうです。


普段、知る、思うにそれほど意識して区別はしていないと思いますが、それこそが「知を愛し求める」営みとしての哲学の出発点となるのだそうです。


確かに、人は物事を見聞きするだけで、知ってる、と思ってしまいがちですが、本当に「理解してる」って、簡単に言えることじゃないような気がします。


何のこっちゃわからない人、詳しくはp127に解説されています。


本書のわかりやすさの理由のもう一つが、本文に即した詳しい解説です。

本文ではさらっと読んでしまう文章の中に、重要な点が多々含まれていて、見落とさないように、丁寧に説明されています。


また、最後の「プラトン対話篇を読むために」は、これから関連書籍を読みたい人に親切に書かれています。



このソクラテスは、プラトンを通した師匠としてのソクラテスの姿なんだなあ、としみじみ思いました。
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