毎日一冊紹介。






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哲学の饗宴ーソクラテス・プラトン・アリストテレス  荻野弘之
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何のために生きるかについて悩む人は多い。それは、何のために生きるかが、意味をもつ問題だからである。だがその問題は、たいていは、何のために死ぬのかとは独立の問いであろう。

だがソクラテスの場合、自分の生の意味は、死の意味とほぼ同時につかめてくることであった。
自分はいったい何のために死ぬことになるのかが理解される人生は、はたして幸福だろうか、それともその必然はあまりにも過酷な重圧だろうか。(P55)



NHKラジオ放送「NHK文化セミナー心の探究・古代ギリシアの知恵とことば」(1997.4~9)の放送副読本、「古代ギリシアの知恵とことば」を加筆訂正された本です。


書名の通り、古代ギリシアの代表的な哲学者、ソクラテス・プラトン・アリストテレスの略歴、著作、論理について一通り説明されています。


私は、もとになったラジオ放送も副読本も触れたことがありませんが、わかりやすく、ソクラテスからアリストテレスへの流れがつかみやすいです。


アリストテレスの著作は非常に難解だと書かれていましたが、そのせいか、アリストテレスの章はソクラテス・プラトンに比べて難しかったです


引用したソクラテスの生き方は、誰もが一度はぶつかるであろう、自分の「生き方」から一歩すすめて、「死に方」まで到達した、というか、生きることと死ぬことを同一視した、という点では、時代も国も違いますが、仏教につながる考え方だなあと思いました。


毎日、生きることに必死で、悩み事も生き方についてのことばかり。


だけど、死なない人間はいなくって、生と死は決して別物ではないんだよなあ。。。



テーマ:最近読んだ本 - ジャンル:本・雑誌


もう少し知りたい人のための「ソフィーの世界」哲学ガイド  須田朗
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『存在の意味への問いを、問いとして立てることが、当面の課題である(ハイデガー)』(P70)



『ソフィーの世界』を読みたいけど、あんな分厚い本、見ただけで眠くなりそう…と思った方には、この本も向いていません(笑)


ソフィーの世界を読了後、よくわからなかった部分があり、更に知りたいと思う人向けではないかなあ、と思います。


ガイド、とは書いてありますが、ソフィーの世界と並行して読むことは、面白味が半減してしまうので、オススメできません。


早い段階で、ネタバレもしてしまいます。


ソフィーの世界で語られている西洋哲学の流れを、同じ順序で詳しく解説してあるので、西洋哲学の入門書って感じですが、個人的には、全く初めての人にはいっぴつまり過ぎて難しいような気もします。








テーマ:読んだ本の感想等 - ジャンル:小説・文学


ソクラテスの弁明  プラトン
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私はこの人間よりは知恵がある。それは、たぶん私たちのどちらも立派で善いことを何一つ知ってはいないのだが、この人は知らないのに知っていると思っているのに対して、私のほうは、知らないので、ちょうどそのとおり、知らないと思っているのだから。どうやら、なにかそのほんの小さな点で、私はこの人よりも知恵があるようだ。つまり、私は、知らないことを、知らないと思っているという点で(p31)


高校生の時、岩波文庫で挫折した作品。

今回、読みやすくてびっくり。

それは、私の読解力の進歩ではなく、訳の素晴らしさだと思います。

昔「無知の知」を「知らないことを知っている」と習いましたが、「知らないと思っている」が正しいのだそうです。


普段、知る、思うにそれほど意識して区別はしていないと思いますが、それこそが「知を愛し求める」営みとしての哲学の出発点となるのだそうです。


確かに、人は物事を見聞きするだけで、知ってる、と思ってしまいがちですが、本当に「理解してる」って、簡単に言えることじゃないような気がします。


何のこっちゃわからない人、詳しくはp127に解説されています。


本書のわかりやすさの理由のもう一つが、本文に即した詳しい解説です。

本文ではさらっと読んでしまう文章の中に、重要な点が多々含まれていて、見落とさないように、丁寧に説明されています。


また、最後の「プラトン対話篇を読むために」は、これから関連書籍を読みたい人に親切に書かれています。



このソクラテスは、プラトンを通した師匠としてのソクラテスの姿なんだなあ、としみじみ思いました。

ソフィーの世界  ヨースタイン・ゴルデル


ソフィーの世界  ヨースタイン・ゴルデル


この『ソフィーの世界』は、私を哲学好きにしてくれたきっかけの一冊です



初めて読んだのは18歳の時。



後半から止まらなくなって、6時間ぶっ続けで読み切って、内容が内容なだけに、自分と世界の境目がわからなくなりかけて(いわゆるトランス状態とかいうやつ)、私頭大丈夫かと、心配になって、とりあえず人と話そう、と、友達に電話したことを覚えています(笑)



書いてみると、ほんまに痛い子みたいですが、とにかく、当時の私にはそれぐらい魅力的な本でした。




今回の再読では、途中からのどんでん返しを覚えていたから新鮮さは減ってたけど、忘れてた箇所ではまた驚きつつ、違う感じかたで楽しく読めました。




14歳の女の子、ソフィー・アムンセンに不思議な手紙が届くところから物語は始まります。



手紙は哲学的な問いかけで、そこから哲学のお話に入っていくのですが、最初の方は解説文っぽいのが多くて、読書に慣れてない人には飽きてしまうかもしれません



でも、その他のたくさんの難解な哲学書に比べればずっと読みやすく、西洋哲学のおおまかな流れを知るのに最適な入門書だと思います



面白いか面白くないか、意見が両極端になりそうなタイプの本






哲学書といえど、あらすじはファンタジーなので、いつか子ども達にも読んでほしいなあ


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